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 みなさん、「投資」という言葉から連想するイメージって何ですか。
 ポジティブなところでは、「お金持ち」「資産家」「大人」
 ネガティブなところでは「うさんくさい」「危険」「嫌な感じ」
 ってところでしょうか。
 
 本屋に行けば、さまざまな投資に関連した書籍がたくさんあります。
 もちろん、不動産投資についても不動産のプロから
 一般の人が書いた「こうやって私は大家さんになりました」
 といったようなハウツー本がたくさん並んでいます。
 
 実のところ、私はこのような不動産投資についての本を
 購入したことがありません。(立読み程度はしていますが・・・)
 なぜなら、つまらないからです。
 あまりに当たり前のことを大げさに書いてあったり。
 不安をあおった挙句に安心をさせたり。
 不動産投資だけであたかも裕福な生活が送れるように
 書いてあったり。と、あまりにステレオタイプのことが
 多く書かれているような気がします。
 そこで、私の体験を基に、私なりの不動産投資についてお話しをしたいと思います。
       【320万円のワンルームマンションから】私は11年前に初めてワンルームマンションを裁判所の競売で
 320万円で購入しました。(そのワンルームマンションは現在も
 賃料65,000円で賃貸しています。)
 それから現在までに
 ワンルーム・1LDKを4世帯。
 2DK・2LDKを4世帯。
 店舗を4テナント。
 購入しました。
 
 購入した不動産は裁判所の競売で取得したものが1物件、
 自宅として購入した物件が1物件(自宅引越しに際して売却せず
 賃貸にした。)
 
 その他の物件は通常の不動産市場から購入しています。
 確かに私は不動産・建築業界の仕事をしていますので、
 他の業界の人たちより不動産に関する 情報量、目利きなど
 優位なところはありますが、基本的に物件を探すネタは
 それほど変わりはありません。
 |  | また、不動産業界の人間は「お得物件」に頻繁に遭遇して、 「おいしいところ」を取っていると思っている方。それは間違いです。
 誰が買っても“いい物件”は値段が高いですし、人気もあります。
 それに、自分の不動産投資(いい物件を見つける)のために
 不動産業界で働いている人は私の知っている限り、いません。
 ただ、「仕事として不動産業界にいる」というのが実状です。
 ですらか、不動産業界で働いている優位性などは
 ないと思ってください 。
 
 【株にも投資しました】
 最初にワンルームマンションを購入した当時、
 株への投資も始めました。
 最初は2銘柄に約300万円ほどの投資だったように記憶しています。
 投資先については、今ほどインターネットなどからの情報も
 ありませんでしたから、四季報などの書籍や新聞などから
 自分なりに選んで購入しました。
 日本経済新聞は社会人になった時から毎日読んでいましたが、
 株式相場のページは素通りでした。
 
 
             ところが、株購入後は、毎日投資先の銘柄の株価チェックから1日が始まります。最初は「なんか経済の勉強になるなぁー」
 と興味深く、楽しみにしていましたが、そのうち、
 「株価が上がった、下がった」と気にしている自分に
 嫌気がさしてきました。
 ウォーレン・バフェットのように
 “優良銘柄を長くもち続ける投資哲学”ならそのようなことも
 ないのかもしれませんが、残念ながら、私には無理です。
 それに、株の場合、相場の上下が頻繁にわかるために
 日常業務にも支障がきたす気がしてきました。
 結局、半年ほどで株はすべて手放しました。
 
 ■本業(本職)あっての投資なので
 頻繁に損益がわかる投資は私には合わない。
 
 ■
              換金性(すぐに売り買いできる)投資は現金化しやすい反面、
 意思の弱い私には現金化して、贅沢にお金を使ってしまいそう。
 
 おおまかには、この2点の理由から株への投資は止めましたが、
 そのまま続けていたら、もしかしたら、不動産へ投資するより
 資産(利益)は得ることができたかもしれません。
 しかし、自分にとって株への投資は向いていないと
 今でも思っています。(もちろん、為替相場、先物取引、
 その他もろもろの投資も私には無理です)
 そういう訳で私には不動産投資が合っていると思っています。
 (本当はどうだかわかりませんが、合っていると思う、
 思い込みが大切なハズです。)
 
 次回はマンション(不動産)投資の特徴を考えていきます。
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